コーヒー豆飲み比べ講習会
コーヒー豆飲み比べ講習会『味の違いを知ろう!捉えよう!』
アルトコーヒー新人スタッフと始めたコーヒー飲み比べ講習会、
今回飲んだコーヒーは4種類
完熟、まろやかブレンド、モカシダモ、苦味ブレンド
コーヒーの味覚表はこちら
三つ穴ドリッパーを使用したなんちゃって松屋式ドリップで、
20g粗挽きを使い100cc抽出したコーヒー液に50ccのお湯を足し、
合計150ccのコーヒー液を作り飲み比べしていきました。
(本当の松屋式ドリップはこういう道具を使います)
コーヒーの飲み比べ講習は、
ほんと毎回毎回違うところに面白さが出てくるので、
10人いれば10人の味覚があるんだなと思わされます。
今までのアルトコーヒースタッフでも感じたことですが、
へたにコーヒーに対しての知識を持っている子よりも、
全くコーヒーを知らない子のほうが面白い意見が出てきます、
私はそれが毎回楽しくてしょうがありません(笑)
今回飲み比べをしたコーヒーの4種類ではこんな回答が出てきました。
完熟:苦味、飲みやすさ、甘み、渋み、バニラフレーバー、コク
まろやかブレンド:酸味(さわやかさ)、広がり、香り、甘み、渋み、苦味、コク
モカシダモ:花の香り、甘み、酸味、苦味、艶、渋み、コクが弱い
苦味ブレンド:すごく濃い、すごく苦い、コクがある
渋みという表現がよくあったのでそれは良いものか悪いものかを聞くと、
どうも彼の中ではおいしさのひとつであるとのことでした。
渋みというのは一般的に言えば嫌われ易い味のように感じますが、
渋みがそのコーヒーの広がりや幅、複雑さを生み出すひとつになっていることや、
あまりに多いのはうるさいけども、隠し味的にはあったほうが旨みになるよね、
ということを話してあげるととても納得ができたようでした。
今回の飲み比べの中でも面白いなと思った回答としては、
完熟を飲んだときの「バニラフレーバー」とモカシダモを飲んだときの「艶」
日本語での語彙が少ないせいもあり中国語も混ざりながらの試飲講習だったのですが、
バニラフレーバーや艶なんていう表現が出てくるなんて、
なかなかカッコいいことを言うなと関心してしまいました(笑)
今回のコーヒー飲み比べ講習の目的はコーヒーの楽しさを教えることだったので、
上記表現がそのコーヒーに対して正しいか正しくないかは置いといたとしても、
講習中のコーヒーに対する視線や姿勢を見ていると、
コーヒーの楽しさや味の違いがわかることへの面白さは
なんとなく伝わったようでした。
「コーヒーの味は難しい、でもコーヒーがわかるようになりたい」
そう言ってくれたことがとても嬉しかった飲み比べ講習でした。
今も、たぶんこれからも、
自分にできることはこういうコーヒーを知ってもらえるきっかけが作れる場と人を、
どれだけ生み出していけるかどうかなのかもしれません。
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■ コーヒーの保存方法 |
珈琲豆の保存方法は、冷蔵庫(長期保存なら冷凍庫)をオススメしています。
★粉の場合なら、2〜3週間
★豆のままなら、1〜2ヶ月
注:おいしく飲める期間は焙煎方法や焙煎度合いによっても異なります |
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