炭焼き珈琲とは 炭焼き珈琲の不思議
■質問
> 最近「ハンバーグ状」にお湯をさすと膨らむ焙煎屋を発掘しました。先ず第一歩です。
炭焼きを謳ってるのですが、どこに炭を入れるのでしょうか?素朴な疑問です。
■野村返答
炭焼きですが、これには2種類の意味があります。
1 熱源を炭にして焙煎している(炭には遠赤効果がある)
2 深煎りを炭焼き、炭焼き珈琲と謳っているだけ(豆が黒い=炭みたい)熱源はガス、
電気など
1はほんとの炭焼き、2は偽物か・・・と思っても口に出してはいけません(笑)
2は一種の売り方のひとつですよね、
日本人って、「炭焼き=おいしい」って思っている方多いですから。
珈琲も炭焼きを謳うだけでも売れるそうです(なんか説得力がでる?らしい)
何年前ぐらいでしょうかね、炭焼き焙煎なんて言葉も
珈琲業界でも流行しました。
このときは2のような深煎りしているだけの珈琲豆も多かったとか。
私が思うところなんですが、
熱源が炭=遠赤効果がある、、としても、
炭の場合、豆に伝えるための熱を一定に保つことが難しそうだと思ってしまいます。
焙煎をするときには珈琲豆に対して熱を一定に伝えていくことが理想ですからね、
そういう意味では、炭が難しいというよりも、
ガスのほうが相当楽なんじゃないかと思います、
ガスの調整はコックをひねるだけで簡単にできますから。
「炭の香ばしさが珈琲豆にうつるから炭が良い」とも言われますが、
これだけ香りの強い珈琲豆なのに、
炭の香ばしさがどこまでわかるものなのか?との疑問もあります。
ただのスモーク臭と勘違い?だとすると排気が悪いだけでは?と、
考えていけばいくほど疑問が出てきてしまいます…。
まぁ、炭の遠赤効果でおいしくなる可能性はゼロではないと思うので、
これから炭焼き焙煎の専門家などに会う機会があれば
これぞ本物の炭焼き珈琲のおいしさだという珈琲を飲ませてもらいたいと思います。
焙煎が良くても抽出がヘタクソだと残念ですが(笑)
アルトコーヒーが実際にお店で行なっているコーヒーの焙煎方法(写真付)を紹介します。
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