コーヒープレス / フレンチプレスの作り方
コーヒープレス淹れる浅煎り4つのポイント
コーヒープレス淹れる深煎り4つのポイント
コーヒープレス / フレンチプレス
おいしい入れ方5つのポイント

手軽にコーヒーが飲めるので最近はコーヒープレスが人気です^^
【目次】
コーヒープレスの特徴
コーヒープレスの作り方手順
コーヒープレス FAQ
コーヒープレスの作り方動画
【コーヒープレス / フレンチプレスの特徴】
おいしいコーヒーが手軽に淹れられることもあって、コーヒープレス(フレンチプレス)が最近人気です。
金属フィルターを使用することによってコーヒーオイルと微粉(ザラザラ感)を抽出します。
「粉が口の中に残って甘みが出る」「飲み込んだあとも口の中に残る」
「味が持続しやすい」など、コーヒープレスを使用されているお客さんの中でも、今までになくはまっている方多数です。
ペーパーフィルターや布フィルターとは全く違った味わいになるコーヒープレスのおいしさ、
ここではそのコーヒープレスを使った基本的で簡単な入れ方を紹介していきます。
下記には、「 コーヒープレスでの作り方動画 」での作り方も用意しておりますので、ご覧下さいね。
【コーヒープレス / フレンチプレスの作り方手順】
@ 「コーヒー豆の量」コーヒープレス350ccなら、コーヒー豆17g
コーヒー粉の量は、コーヒープレスの容量によっても変化しますので、下記を目安にしてください。
コーヒープレス容量350cc:17g
コーヒープレス容量500cc:24g
コーヒープレス容量1000ccは、42g
「 新鮮なコーヒー豆を使いましょう!」
おいしいコーヒーを作るときの、絶対条件は新鮮なコーヒー豆を使うことです。
使用するコーヒー豆は新鮮なコーヒー豆を使用し、
焙煎されてから2 週間以内のコーヒー豆なら安心です。
A 「粉の粗さ」コーヒープレス用は粗挽きがオススメ
コーヒー豆は生鮮食品。粉の状態で保存すると空気に触れる表面積が増えるので、
酸化しやすくなることを覚えておいてください。
⇒ コーヒー豆の保存方法6つのポイント
豆のまま保存して、作る直前にコーヒー豆をコーヒーミルで中粗挽き〜粗挽きにします。
細挽き(細かくしすぎると)にすると、金属フィルターの場合には微粉が多く飲みにくくなってしまいます。
⇒ コーヒー豆の挽き方とコツ
B 「お湯の温度」コーヒープレス用の湯温は、95℃〜100℃
新鮮な水を沸騰させ、火をとめてから1 分ほどおいて使います。
コーヒープレス(フレンチプレス)を使う場合のお湯の温度は95℃〜100℃が目安です。
※ 焙煎度が浅いミディアムローストやハイローストの場合は、香りを活かすために100℃のお湯を使用することもあります。沸騰してすぐの100℃のお湯を使ったミディアムローストやハイローストでは、果実系の香味が出やすくなるためさっぱりさわやかに飲むことができます。
C 「蒸らし時間」蒸らし時間は、3〜4分
キッチンタイマーを用意しておきましょう。
350cc用のコーヒープレスなら、@新鮮なコーヒー豆17g粗挽きを準備して、Aコーヒープレスに粉を入れ、Bコーヒープレスに粉の上からお湯を注いで、C3〜4 分待ちます(蒸らし状態を作ります)
この3〜4分の蒸らし時間を作ることで、コーヒーの味を出やすくします。
コーヒープレスの入れ方の流れはこのような感じです。
D 「最後はゆっくり」コーヒープレスのフタを、「 ゆっくり 」下げます
3〜4 分経過したあとは、フタを「静かに」「ゆっくり」下までさげていき出来上がりです。
コーヒーを入れるカップも温めておきましょう。
コーヒープレス(フレンチプレス)では、コーヒーオイルや微粉感なども一緒に抽出します。
そのため、ペーパーフィルターでは味わえないコーヒー液(オイル感のある液体)が作れます。
簡単においしいコーヒーが作るれる手軽さは、ドリップをする時間のないときにもピッタリです!
一時期オイル感のあるコーヒーにはまり、お店のお客さんにもよく飲んでもらっていました。
一般的な淹れ方ではないですが、お湯を注いだ後にコーヒー粉を入れると、よりオイル感が強調できます。
…ちょっとマニアックな味わいになりますが、興味がある方はお試し下さい。
【コーヒープレス / フレンチプレス FAQ】
Q コーヒープレスで使うお湯は何℃ですか?
A コーヒープレスは、一般的には90℃〜100℃のお湯を使用することが多いです。上記にも記載しましたが、100℃のお湯の場合でも、ミディアムローストやハイローストなどの浅煎りレベルで、なおかつ、生豆の品質がよいスペシャリティコーヒーやCOEなどであれば、全体のボリューム感と香りをいかすことができますので、おすすめです。
Q コーヒー粉はどれぐらいの粗さにしたらいいですか?
A コーヒープレスの場合はコーヒー粉は中粗挽き〜粗挽きを使用します。
濃い目に飲みたいなら中粗挽き、すっきり飲みたいなら粗挽きをオススメします。
Q コーヒープレスに使うコーヒー豆(粉)の量は?
A コーヒープレスでのグラム数の目安は、15〜20g(350cc用の場合)です。
濃い目に飲みたいなら粉を多めにして20g、薄い目に飲みたいなら粉を少なくして15gを使います。
(上記はひとつの目安なので、お好みに応じて調節してください。)
Q コーヒープレスだと粉っぽさがでるのは、なぜですか?
A コーヒープレスで抽出した場合に粉っぽくなるのは、金属フィルターで粉を濾して抽出するためです。
金属のフィルターで抽出した場合には、コーヒー豆の微粉が出て、必ず粉っぽくなってしまいます。
粉っぽさが苦手な方は、ペーパーフィルターやネル(布)フィルターをオススメします。

金属フィルターで抽出された場合には、カップの底にはこのような粉が必ず溜まってしまいます。
これがコーヒープレスでの粉っぽさの正体です。
Q コーヒープレスの長所、短所はなんですか?
A コーヒープレスのいいところは、簡単さです。
粉を入れてお湯を注ぐ(その逆も)だけですから、失敗が少なくおいしいコーヒーを作ることができます。
あと、コーヒーオイルを抽出するのに適しています。
過去にゴールドフィルターというコーヒードリッパーが流行りましたが、
そのゴールドフィルターの謳い文句もコーヒーオイルの抽出ができることでした。
ただ、オイルの性質上、お水よりも軽いですから、
コーヒープレスのように、粉をしたに押し下げて抽出するもののほうが、
コーヒーオイルは確実に感じることができます。(ゴールドフィルターでもオイル分は出ます)
コーヒープレスの場合は、コーヒーオイルが出過ぎるという場合もありますが^^
コーヒープレスの短所といえば、長所でも挙げたオイル分と微粉でしょうか…
なので、ペーパーフィルターなどの透明感のあるすっきりした味に慣れていて、
コーヒーオイルや微粉の粉っぽさが口に残るのが苦手な方にはオススメできません。
あと、コーヒー液の濃度が出しにくいところも短所としてありますので、
つまり、濃いコーヒーを飲みたいという方にも合わないでしょう。
コーヒープレスで濃度を出そうとすると、意図的にコーヒー粉を攪拌するか、長い時間浸しておきます。
ただコーヒー粉を撹拌させると、きれいな成分を維持しながら濃度を出すことは難しくなります。
(注:ここで言う濃度は濃いか薄いかです。苦味、酸味という意味ではありません)
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