アルトコーヒーが目指すもの
■ある一通のメールから
すでに帰国されているUさんから頂いたメール。
■Uさんからのメール1
こんばんは、Uです。
お久しぶりですね。(覚えてますか?)
メルマガとっても懐かしく読ませていただきました。
またコーヒー教室の幅も拡がっているようで受けられる人がうらやましいです。
(もう少し早く始めてくれれば。。。)
それで、今ふと私が焙煎を教えてもらった時のことを思い出したんだけど
私がスタッフさんの焙煎計測ノートを見ていたら野村さん「企業秘密なんで見ないでください。」って。
それを口にするちょっと前まで、野村さんは(私はコーヒーのことでちょっとした相談を
野村さんにしていたところでした。)
「僕にできることでしたら力になりますよっ!」って言っていたのに。。。
その時私は「言ってること違うじゃんっ」て心の中でプッて笑っていました。
何が言いたいのかというとコーヒー教室楽しそうだなって事です。
でもね(食に関して)諦めが肝心の上海生活で上海ならではの楽しみを見つけられたことを
野村さんには感謝しているんですよ。
(今までコーヒーに興味がもてなかったのはもちろんまずいから。 スターバックスに行ってもストレートで注文することは無く、アレンジ物ばかりでした。)
だからいつか野村さんから聞いた「中国には可能性がある。」ってこういうことなのかな、と私なりに感じました。(気づくの遅すぎ?)
そして私は帰国が決まってから日本での生活にあまりコーヒーへの期待を持っていなかったのですが、現在住んでいる近くに自家焙煎のお店を見つけました。
常時40種類以上の豆を揃えていて焙煎機が置いてあります。私は毎回そこで違う種類の豆を注文して色々な味、またアルトコーヒーとの違いを楽しんでいます。ちなみにこのお店での私のヒットは「ゴールデンマンデリン」と「グァテマラエクストラビーンズ」何より自分でおいしいと思えるコーヒーが入れられることがうれしかったりします。それではお互いよいコーヒー生活を。
■野村からの返信
お久しぶりです〜、すごく嬉しいですよ!!
お元気そうでなによりです。
そして、日本での珈琲生活も満喫されているようでいいですね〜、いい豆があって羨ましいな。
> それで、今ふと私が焙煎を教えてもらった時のことを思い出したんだけど
> 私がスタッフさんの焙煎時間計測ノートを見ていたら野村さん「企業秘密なんで見ないでください。」って。
あら、、そんなこと言ってました??
そんなのウソに決まってるじゃないですか〜(ノート見られてもきっとわからないでしょうし。。)
上海に来てくれたら、色々教えてあげますよ(笑)
それか、今の珈琲屋さんが焙煎など教えてくれそうならいいですよね。
Uさんがおいしいと思える珈琲屋さんが見つかったなら、そこの方と仲良くなって教えてもらうのが一番いいですよ!
Uさんも、いいコーヒー人生をおくってくださいね!!
■Uさんからのメール2
実はね、この(前回のメールに書いた)二種類を買い当てるまでは、
なかなか自分の好みのものが買えませんでした。
このお店で最初に購入したのはケニアAA××(テグだったかどうかは忘れちゃった)で
アルトのものよりも浅煎りで酸味と濁っている感じが私には合いませんでした。
その後
・アマレイロブルボン
・スプリングバレー
他にもブレンドなど数種類。
でもどれもこれもあわなくて・・・。
なんていったらいいのか分からないけれど、味に伸びがない・・・みたいな・・・。
で、もしかしたら私のコーヒーの入れ方が悪いのかな?
って考えたり、今度ハズレたら別のコーヒー屋さん探そうって思ったり、
でもここのお店、豆の種類豊富だから数打ちゃ当たるかもって思い直したり。
あ〜、今思うとなんて幸せな悩みなんだろー。
たかがコーヒーなのに。
でもその時は、知ってる豆の名前を見るとアルトコーヒーの味を想像してしまって、
いつの間にか比べていました。
でもホント、アルトコーヒーのものは(好き嫌いにかかわらず)どれも豆の味がよくしていたと思う。
どうして? ハンドピックのおかげなの?それとも気もせい?
それで気が付いたら井の中の蛙になってたみたい。
だからこの二種類のコーヒーに出会えてすごくうれしかった。
ただ自分好みの味だったからというだけではなく今まで自分が苦手だと思っていた種類だったこと。
それが自分の想像した味とはまったく違ったこと。
そして美味しいと思えたこと。
新しい発見で自分のコーヒーの世界が広がった気がして更に感動してしまいました。
ってことでいい話だったでしょ。
アルトコーヒーに出会って影響されている人って沢山いるんだろうな。
そうでなければ、私は未だにコーヒー嫌いだったと思うし。
中国にはいけないので、いつか日本でもお店がオープンすることを期待しています。
期待といえば。上海で生活していた頃から、野村さんにはなぜか期待してしまうことがありました。思い出すと無理な注文していたような。。。
でもそれってプラスアルファでしょ?(私の勝手な解釈ですが)
どうかこれから(お店が大きくなって)もそんな頼もしいコーヒー屋さんであってください。
■Uさんはひとつの理想像です
コーヒーを楽しんでくれている方が、Uさんのようになっていただけるが野村のひとつの理想です。
アルトコーヒーをずっと利用していただけることももちろん嬉しいのですが、帰国や異動などで上海を離れてしまうことになったとしても自分自身でおいしいコーヒーが選べるようになっていればどこでもおいしいコーヒーには出会えるようになりますからね。
今回頂いたUさんからのメールは、野村が描くひとつの理想像だったのでUさんにお願いしてこちらでもご紹介させていただきました。
Uさんや多くの方に支えていただき今の野村そしてアルトコーヒーがあります。ほんとにほんとに感謝です。
Uさん本当にありがとうございました。
日本でお店することになったらお知らせしますからね、
そのときには焙煎しっかりお教えしますからね(笑) |
お問い合わせはこちらから
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上海にうまいコーヒー広めるぞっ!@野村ブログ
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■ コーヒーの保存方法 |
珈琲豆の保存方法は、冷蔵庫(長期保存なら冷凍庫)をオススメしています。
★粉の場合なら、2〜3週間
★豆のままなら、1〜2ヶ月
注:おいしく飲める期間は焙煎方法や焙煎度合いによっても異なります |
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